サウナと水風呂の関係

過ぎたるは及ばざるがごとし。サウナにも危険あり

 

フィンランドのサウナ

 

さまざまなメリットがあるサウナですから、できれば毎日入りたいと思うかもしれません。ホームサウナがあればなおさらです。しかし、サウナに入ることは体への負担も多く、皮膚を乾燥させる恐れも。週1回、多くても4日に1回くらいが適当です。

 

入浴時間は10分から長くても20分。我慢大会ではないのですから、「あの人が出るまでは続けよう」などと無理をしないことです。その日の体調によっては、早めにサウナ室から出ましょう。

 

体が熱くなったら冷水浴をします。文字どおりの水では冷たすぎるので、25~30度くらいのぬるま湯がおすすめ。フィンランドの人はサウナ室から雪の降る外へ飛び出し、湖に飛び込んだりしていますが、日本人がいきなり同じようなことをするのは危険です。また、サウナと水風呂の反復は3回くらいが適当。2回目、3回目のサウナは時間を短くし、全体を通して30分程度で終了させます。

 

心臓病や動脈硬化、高血圧などの持病を抱えている方は、体調とよく相談してサウナに入ります。ちょっとでも変な感じがしたら、我慢せず涼しい所に出ること。特に水風呂には注意が必要。心臓から遠い手足に水をかけるだけでも冷水浴の効果はあるので、まずは手足から冷やしてみましょう。