サウナと水風呂の関係

フィンランド生まれのサウナは日本でも人気

 

 

サウナには、乾燥した高温の熱気を利用するドライサウナと、蒸気を利用するミストサウナがありますが、日本で普及しているのは、ドライサウナの方です。最近では、スポーツクラブ、健康ランド、銭湯にまでサウナが設置されるようになりました。

 

サウナ単独の施設しかなかったころに比べると、はるかに多くの人が、気軽にサウナを利用しています。昨今の健康ブームと相俟って、サウナ愛好者のすそ野はさらに広がっていくことでしょう。家庭用のサウナも少しずつ普及しはじめています。

 

サウナの誕生は2000年も前のフィンランドだといわれています。フィンランドの人たちは食物を燻製にして食べる習慣があり、いつも燻製小屋で働いていました。そのとき流す汗が気持ちいい……、と気がついたのがサウナの始まりだとか。世界中に広がったのは、1936年のベルリンオリンピック。フィンランドの選手がサウナ持参でドイツに遠征したことで、他国の選手の目にも留まったわけです。

 

日本にサウナが普及したきっかけもまた、オリンピックでした。東京オリンピックの際、選手村にサウナを設置したのです。選手たちは暑いサウナに入って、疲労回復や気分転換を図ったのでしょうか。